■博打は全てを奪う  誤解のないように申し上げときますが、ぶぼは競馬もパチンコもスロットも、そういう“ギャンブル”全般が好きです。
ですから、お金を賭ける麻雀だって嫌いじゃありませんし、自分もたま〜にやってます。
麻雀は本当に楽しいし、最高のゲームだと思っています。
賭け麻雀を否定する為にこの漫画を描いたんじゃありません。だからって肯定してる訳でもありません。

 博打の弊害を、麻雀に結び付けて欲しくないのです。お金を賭けようが賭けまいが、麻雀は無罪です。
問題は、博打の結果を呑み込めないクセに手を出す人間にあるのです。
だからきっと、潜在意識が働いて話が麻雀から逸れたんだな〜…っと言い訳してみる(´〜`;

 さて。
金のない人間が博打に手を出す、という事はとても危険です。
時間、精神、なけなしの金を浪費し、ソレが枷となって全うな仕事に就けなくなり、更に大抵は不規則な生活に陥るので健康も害し…、最終的には人格の崩壊を招くのです。そうするとやっぱり仕事に就けなくなるから…と、デフレスパイラルみたいなモノで、この悪循環は中々断ち切れません。

 実はぶぼも、そんな危機にちょっとだけ直面した時期がありました。(それは麻雀が原因ではありませんが…)
でも、恐くなったので慌てて引き返しました。幸い、両親は健在だし実家暮らしだったので、なんとか持ち直したのです。
だから力説したいのです。
博打をやるなら、お金に余裕のある時にしましょう、と。(結局やるのかよ…(´д`)

 麻雀で金銭を賭ける際、注意しなければならないのは、「人間同士でお金を取り合う」という点です。
悲しい事ですが、麻雀での金銭のもつれの結果、その人と付き合いがなくなった、ですとか、麻雀自体が嫌いになった、という話は良くある話。自分の周りにもいます。(あ、ぶぼはそんな麻雀は初めからしませんし、どんなに負けても麻雀は好きですよ。(^^;)

 勿論、麻雀に限った話ではありません。遺産相続、会費等の不払い、何らかの理由で人からお金を借りなければならなかった時、そして返せなかった時、あるいは法外な利息を要求された時…等等、金銭の絡んだ問題は、簡単に人間関係を壊します。常に存在する問題です。

 公営以外でお金を賭ける事は犯罪…という意見もありますが、民法では基本的に、個人間の同意が成立していれば「公共の福祉に反しない」範囲の事柄に関しては寛容で、和解が原則です。(刑法186条「賭博罪」についてはまた後程…ちょびっと…(´・ω・`;)

 お金を賭けるという事は、人間関係を悪化させるかもしれないという覚悟、或いは、自分は絶対相手を裏切らない、相手もまた自分を裏切らないと信じる…そんな強い信頼関係が必要です。