■八連荘
(パーレンチャン)
《役満》
 ローカル役満なので、見解が分かれます。
考え方としまして…
・八本場での和了
・親の八回目(つまり7本場)の和了
・一人が連続8回目の和了

 いづれかの和了を役満として扱うルールです。手役は関係なく、上記の条件を満たし、親がアガれば「八連荘」が成立します。
この際、二翻縛りを採用している場合、親はアガれば何でも八連荘・子は二翻以上必要なのか、親でも二翻以上なければアガれない(=八連荘をあがる為には二翻以上必要)なのかもその場次第です。
又、八連荘+他の役満の複合も認めるかどうか、更に、八連荘後も親がアガリ続ければ延々と役満なのか、八連荘成立後は元のルールに戻るのか、八回目、十六回目、二十四回目の和了が八連荘なのかもその場次第です。
…っていうか、滅多にないんですけどね…(^^;

 とにかくローカル役満ですから、絶対的な決まりはありません。
麻雀漫画的には好まれそうな役満ですが、成立条件が難しいので、そんなにお目にかかれない役満でもあります。
ちなみに、「哲也」では八本場で八連荘・その後は延々と役満地獄というルール…だったかな?(すみません、うろ覚えなので情報提供お願いします。)
でも破八連荘は登場しませんでした。いかにも好きそうな感じですけどね〜。
■破八連荘
(ポーパーレンチャン)
《役満》
 又は「破回八連荘」とも言います。
親の八連荘を阻止した和了を「破八連荘」と呼び、これまた手役に関係なく子の役満となります。
起源は天野大三氏の著書によるものだそうですが、残念ながらぶぼは未読です…(´・ω・`)
■直撃
(ちょくげき)
 早い話がロンする事です。
▲(役満が)いっぱい来てくれても…  先生と坂上の点差は現在52,000点です。以下、坂上中心で点数を数えていきます。
これを逆転するには、直撃なら役満分(子の役満は32,000)です。
→直撃の場合、逆転に必要な得点の計算は「得点差÷2」で計算します。
 
  例:現在、先生:66,000 ・ 坂上:14,000で、
    単純に先生の点数を上回るためには、
    (66,000+14,000)÷2=40,000、40,000-14,000=26,000。
    よって、26,001点以上の直撃が必要になります。
    お、つまり点差52,000÷2=26,000と同じ事が証明できました。
    何だか中学受験の問題のようです。

  では麻雀的に、役満直撃した場合、
    先生:66,000-32,000=34,000、坂上:14,000+32,000=46,000。
    移動する点は32,000ですが、開いた点数は−52,000から+12,000へ。つまり64,000。
    32,000×2の差になります。

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 これがツモの場合ですと、役満分では親-16,000、子は一人当たり-8,000です。
 そうなると何も条件がなければ(前ページで各自の得点を参照して下さい。)
  先生:66,000-16,000=50,000、
  古川:15,100-8,000 =7,100、
  水橋:4,900 -8,000 =-3,100
  坂上:14,000+32,000=46,000

 これじゃ足らない上に、此処ではトビで終了なので、ツモった場合、水橋がトビます。
 実際に貰える点数と持ち点との合計は…
  坂上:16,000+8,000+4,900(+14,000)=42,900.
 
  《詳細》先生:66,000-16,000=50,000、
      古川:15,100-8,000 =7,100、
      水橋:4,900−8,000ですがマイナスにななってしまうので4,900しか貰えません。
      よって16,000+8,000+4,900=28,900、持ち点と合わせて28,900+14,000=42,900.
 役満ツモでは先生を上回れません。

 じゃ、W役満(64,000)なら?そうなると古川もトビますので…
  先生:66,000-32,000=34,000
  古川:15,100-16,000=-900 ですが坂上が貰えるのは15,100まで。
  水橋:4,900 -16,000=-11,100ですが坂上が貰えるのは4,900まで。
 
 よって
  坂上:32,000+15,100+4,900(+14,000)=66,000.

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《結論》
 坂上が先生の点を上回る為には、役満を直撃か、W役満以上のツモしか許されない。
 (=他の二人からのロンでは意味が無い。)
 
 だから2択しかないのです。