■天和(テンホー)
《役満》       
 親限定で、配牌完了+第一ツモ(っていうか、チョンチョンするのが普通なので、最初の配牌とも言えます)で和了の形が出来ていれば、それで役満、という、他の追随を許さない圧倒的役…!です。

 和了の形というのは、四面子一雀頭が揃った状態のことです。

 まぁないとは思うんですけどw 天和に他の役満の複合を認めるか否かは、やはり場次第。
開局前に確認しましょう〜。
■地和(チイホー)
《役満》
 子限定で、配牌完了直後の第一ツモでツモ和了すると付く役です。
天和同様、和了の形であればなんでもあがれます。

 但し、天和との違いは「第一ツモまでの間、他家の鳴き(ポン・カン・チー)があった場合は成立しない、という点です。
なので、北家は非常に不利です。
それから当然、自分での鳴きも無効になります。暗カンもダメです。
まぁ、テンパってるから必要ないとは思いますが…。

 漫画内「役が無くても天和・地和自体が役」って台詞…、門前ツモがあるので、いれなくても良い感じがしたのですが、一応、他の教本にそう書いてあったので入れておきました…。
■人和
(レンホー)
《役満or満貫》
 配牌完了直後の一巡以内にロンすると付く役です。
これもやはり、最初の一巡以内に鳴きがあると成立しません。

 此方の場合は、「役が無くても人和が役なのであがれる」という事が大事です。

 但し、ローカル役です。
役満にする所、満貫にする所、人和を認めない所…様々ですので、確認が必要です。
■平成版新報知ルール  出版/報知新聞社、監修/井出洋介 の、麻雀のルールブックです。

 制定委員に井出氏、灘氏、古川氏…等、麻雀プロ関係者はいいとして、
それ以外に俳優・女優・プロ野球OB会…等、何で?って聞きたくなる方々がいっぱいいらっしゃるのが非常に謎なんですが、とりあえず現在の「競技ルール」の元になっているので、迷った時はこの本を参考に、この漫画を描きました。

 ちなみにこの本、絶版にはなっていませんが、書店で即入手…は、ほぼ不可能です(^^;
取り寄せになります。通販でも取り扱っていない所も多々…orz
■麻雀に絶対的なルールはない
 やや極論ですが、まぁだいたいそんな感じ。
とりあえず麻雀牌を使えば麻雀?って位です。

 面子が違えばルールもガラっと変わります。
 
 ただ、これはどんなゲームでもそうです。
大貧民だって、革命返しがあったりなかったり。unoだってdrow4返しがあったりなかったり。
高校に入学したての時、ジャンケンの発声がみんなバラバラで、いつ手を出せばいいのかわからなかった記憶もありますw
非電源系のゲームと言うのは、地域が違えば常識が変わってきます。
それこそが人間同士が行うゲームの醍醐味であり、
様々なルールが存在する事が、そのゲームの奥深さの象徴です。

 なので、違うルールと出くわした時は、プレイヤー同士が納得いくように穏やかに話し合いましょう。
違いを認めた上で、お互いの妥協点を探る事がオトナの証。
いちいちケンカしているようじゃ、文化的なオトナとは言えません(´〜`)