■同巡内振聴
(どうじゅんないフリテン)
 一度当たり牌を見逃すと、その巡の中ではロン出来ない、というルールです。
同巡振聴とも言います。

 これは、特定の相手を狙い撃ちする事の防止です。
さっき通ったからこれは大丈夫…と思って捨てたらロン、じゃ日本人としては心証悪いですから。
■同巡内振聴の解消方法  同巡内振聴を解消させるには、「一つ自摸って一つ捨てる」という「摸打」が必要です。
或いは、自分でポン・カン・チーなどの哭きをすればOK。
(この場合は、わざわざ聴牌を崩す事になりますが…)

 つまり、「さっきとは手牌が変わった」とアピールできれば良い訳です。
わざわざアピールせず、そのままツモ切りでも可能ですけどね、一応…(^^;
麻雀漫画では良くあるシーンです。

 或いは、自分でツモってアガれば万事解決です。

 漫画にあるように、他の人の哭きによって自分が摸打出来なかった場合は、まだ同巡内振聴が適用されてしまいますのでご注意を。

 但し、これらはリーチをかけていない事が前提です。
リーチをした後の見逃しは全て、ツモでしかあがる事が出来ません。
■振聴(フリテン)  振聴って何だっけ、という方の為に一応おさらいを。
振聴とは、自分の待ち牌の内1つでも自身の河に捨ててあると、その牌とスジに当たる牌はロン出来ないというルールです。
詳しくは52頁でどうぞ。
■見逃し  麻雀に於いて、相手が捨てた牌が自分の当たり牌であるのに、ロンしない事です。
■山越(やまごし)  狙った相手以外からロン牌がでてしまった場合、敢えてロンしない
→その後、自分でツモ  
→でも牌を入れ替える素振りを見せずツモ切り(これで同巡内振聴解消)
→次巡以降、「何だ通るのか〜」と、狙った相手がロン牌を捨てる
→それをロン

 …と言うことを「山越」と言います。狙い打ちの一つです。
麻雀漫画ではお馴染み、大会等でも、特定の相手からでないとアガっても意味がない時に使われたりする技(?)です。
イカサマでもルール違反でもなく、一つの技術ですが…
…が。友達同士で楽しんでやる席では、露骨な山越はやめた方がいい…かな。